確かに、渡辺とイケメン俳優・要潤の組み合わせは興味深いが、加えて「いかに渡辺が原作の主人公になりきれるかというのもポイント」だそうだ。

「原作の主人公・カンナですが、自分の気持ちに正直で、感情を素直に表に出すタイプの女性。しかもプラス思考という性格で、『自分もカンナのように生きられたら』と女性読者からかなりの共感を得ているんです。ですので、渡辺がそんな主人公役にハマれば、女性視聴者から共感を得ることができ、ヒットするかもしれません。そもそも、漫画で描かれる主人公のルックスが渡辺と似ていますし、原作ファンは感情移入しやすいと思います」(前出の編集者)

 「逃げ恥」以降、注目を集めているTBSの“火10”枠。出演する役者のプレッシャーも大きいとは思うが、「あなそれ」のヒットに続くことができるか? 注目したいところだ。(ライター・丸山ひろし)

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丸山ひろし

丸山ひろし

埼玉県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務し雑誌編集業務に従事。その後ライターに転身し、現在はウェブニュースや、エンタメ関連の記事を中心に執筆している。

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