映画さながらのアクションシーンやスピード感のある展開が見どころの同ドラマだが、今回注目されたのは、ドラマのツイッター公式アカウントで行われた“質問企画”だ。第3話放送終了後の午後10時頃から午後10時半までの間に、公式アカウントで質問を募集するというもので、当日は小栗、西島、田中、新木らキャスト陣と、脚本を手掛けた金城が集結し、ツイッター上で寄せられた質問にほぼリアルタイムで回答する企画が行われた。

 第3話の放送が終わると、視聴者からはドラマにまつわる質問が多数寄せられ、さらに質問を締め切った約20分後には、早速、公式アカウントからの回答が始まった。

 小栗に対しては、劇中に高いところから飛び降りるシーンがあったため「高い所が苦手と聞いたことがありましたが、今回の飛び降りのシーンはいかがでしたが?」という質問が寄せられた。これに対して公式アカウントは「この撮影で色々やらされた結果、慣れました」と回答。西島に寄せられた「スーツでの撮影、寒くなかったですか?」という質問では、第1話で田丸が、爆弾を仕掛けられた議員の息子・宇田川圭介に近づくシーンをふり返り「第1話で犯人に丸腰だと示すためにシャツ一枚で圭介の元へ行った時が一番寒かったので、上着があるだけマシでした(笑い)」と、撮影時のエピソードを明かした。

 こうした質問企画に視聴者は「CRISISの質問返しがあるまで寝られない」「今頃、キャストやスタッフの皆様がどの質問に答えようかとワヤワヤしているのを想像するだけで、ワクワクニヤニヤが止まりません」といった声があがったほか、公式アカウントに対し「素敵な企画ありがとうございました」「また来週もしてほしいです」といった意見も寄せられていた。

 近年、テレビは視聴率のほか、SNSでの評判や盛り上がりもひとつの指標になりつつある。CRISISの今回の試みは、そうした世相を反映した取り組みと言えるのかもしれない。
(ライター・朝比奈ゆう)