(2)レークビューと温泉を愉しむ――琵琶湖ホテル


京都市営地下鉄の東西線はそのまま「京津線」となり、「浜大津駅」が終点。地下鉄一本で京都の中心地から辿れる「浜大津」の駅前に建つのが「琵琶湖ホテル」です。地下鉄の「京都市役所前駅」から乗り換えなし、30分足らずで着きます。もしくはJR「京都駅」から琵琶湖線に乗ると10分で「大津駅」。「大津駅」からはホテルの無料シャトルバスに乗ること5分。こちらだと15分でホテルの玄関までたどり着けます。京都市内のホテルへの移動とまったく差がありません。そのうえ、琵琶湖ホテルは、全室レークビュー。琵琶湖はもちろん湖西、湖東の山々を見渡すことができ、京都市内とは異なる絶景を眺めながら過ごせます。さらにこのホテルには、露天風呂の付いた温泉大浴場があり、そこからも同じ眺めが得られる。京都観光でくたびれた足腰を温泉で癒やす。しかも、なんとも有り難い天然温泉です。

(3)近江観光も兼ねて泊まる――ホテルボストンプラザ草津びわ湖
JR琵琶湖線の「草津駅」前にある「ホテルボストンプラザ草津びわ湖」も、傘を開く間もなくチェックインできます。JRが京都駅から新快速に乗ること約22分。ホテルは目の前です。これは同じJR京都駅から地下鉄の烏丸線、東西線を乗り継いで、「蹴上駅」にある「ウエスティン都ホテル」へ行くのと、ほぼ同じ所要時間。距離と時間は必ずしも比例しません。

 発想を転換することで、京都旅がより身近になる好例でしょう。

 泊まった翌日は近江の古寺を巡るのもいい。京都とはまた違った表情を見せる古刹(こさつ)をも堪能してもいいのではないでしょうか。