F1、2017年シーズンは勢力図が激変か ホンダの技術力に世界中が注目する理由とは? (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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F1、2017年シーズンは勢力図が激変か ホンダの技術力に世界中が注目する理由とは?

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一新されたパワーユニットで臨むホンダ(写真:Getty Images)

一新されたパワーユニットで臨むホンダ(写真:Getty Images)

 F1の2017年シーズンが3月24日、オーストラリア・メルボルンで開幕する。このオーストラリアGPが例年以上に注目を集めているのは、今年、F1マシンを製造するレギュレーション(技術規則)が、大きく変更されたからだ。

 1994年のアイルトン・セナの死亡事故後、F1は安全性向上を目的にマシンのスピードを下げるために、何度となくレギュレーションを変更してきた。それによって、F1の安全性は向上したが、一方で世界最高峰のモータースポーツに相応しい迫力も失われつつあった。そこで、F1をもう一度、魅力あるものにしようとレギュレーションを大きく変更して作られたのが、今年の新しいF1マシンだ。

 昨年より車幅が広く、リアウイングは低くなって、より精悍な姿となっただけでなく、空気の力で車体を地面に押し付けるダウンフォースが大幅に増加。さらにタイヤも太くなって、コーナーリングスピードが上がり、ラップタイムが速くなった。

 2月下旬から3月上旬にスペイン・バルセロナで開催された合同テストでトップタイムは、すでに昨年のスペインGPのポールポジションタイムを3秒以上も上回っている。

 スピードが上がり、迫力が増しただけではない。レギュレーションの変更によって、過去3年間、チャンピオンに君臨し続けてきたメルセデスAMGを中心にしたF1界の勢力図が、今年は塗り替えられるのではないかと、多くの人々がエキサイトしている。過去にもF1は何度かレギュレーションが大きく変更されるたびに、王座が交代してきた歴史がある。

 今年、打倒メルセデスAMGの筆頭に挙げられているのは、イタリアの古豪フェラーリだ。開幕前の合同テストでは8日間のベストタイムで総合1位と2位を独占。2010年から4度王者に輝いているセバスチャン・ベッテルが「もちろん、チャンピオンを目指している。そうでなければ、僕はグリッドには並ばない」と語れば、チームメイトで2007年王者のキミ・ライコネンも「このマシンはもっと速くなる。今年はマシンのフィーリングがとてもいい」とコメント。フェラーリが最後にドライバーズ選手権を制したのは2007年。10年ぶりの覇権奪還の期待がかかる。


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