カルテットで主演を務める松たか子 (c)朝日新聞社
カルテットで主演を務める松たか子 (c)朝日新聞社

 松たか子主演の火曜ドラマ「カルテット」(TBS系)の第6話が2月21日に放送され、その平均視聴率が7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)だったことがわかった。同ドラマは初回視聴率が9.8%という低調なスタートで、その後、2話が9.6%、3話が7.8%、4話が7.2%と下落傾向が続いていたが、5話では8.5%と持ち直し、復調の兆しを見せていたところだった。

 カルテットは、「Mother」や「最高の離婚」などのヒット作を手掛けた脚本家・坂元裕二氏によるオリジナル作品。ある日カラオケボックスで“偶然”に出会った巻真紀(まき・まき/松たか子)、世吹すずめ(満島ひかり)、家森諭高(高橋一生)、別府司(松田龍平)の4人。弦楽器奏者の4人はカルテットを組み、軽井沢で共同生活を送りながら弦楽四重奏をすることになる。しかし、4人の出会いは実は偶然ではなく、さらに生活していくうちにそれぞれの秘密が明らかになり始める……というラブサスペンス。

 これまで、真紀の夫・幹生(宮藤官九郎)が失踪していること、そのことについて幹生の母・鏡子(もたいまさこ)が、「真紀が幹生を殺したのでは」と疑っていること、そしてすずめはそんな鏡子に、真紀を監視するように依頼されていたことなどが明らかになっていた。第6話では、ついに幹生の失踪の理由が明らかになるというもので、夫婦生活を営む中で、ふたりの心情に徐々に変化があらわれる様子が描かれていた。

 リアルに描かれる夫婦の心情に、ツイッター上では「今週のカルテットすごい深くて心にきた。夫婦って難しいのね~」「カルテットつらすぎた…心痛い…」「途中、息してたかな、わたし」といったコメントが相次いだ。

 また、6話の終盤には思わぬ急展開もあったことから、ドラマ放送直後にはツイッターで「#カルテット」がトレンド入り。視聴率は低調ながらも、一部のファンからは厚い支持を得ていることをうかがわせた。