カルロス・テベス(写真:Getty Images)
カルロス・テベス(写真:Getty Images)

 サッカー界で世界ナンバーワンの年俸となったアルゼンチンの“点取り屋”が1月19日に上海へ上陸したが、スゴいのは実力や年俸だけじゃなかった――。なんと家族や親族、親友ら計19人まとめて一緒に上海へ移ってきたのだ。

 2006年、10年のW杯に出場した元アルゼンチン代表のカルロス・テベス(32)が、中国サッカーの上海緑地申花(スーパーリーグ1部)に移籍した。上海浦東国際空港に到着した19日午後には、現地のファン約1000人が大集結。テベスはファンにもみくちゃにされるなど大歓迎を受けた。世界最高と言われる推定年俸は4000万ユーロ(約49億円)という破格の待遇だ。

 上海緑地申花は、過去にはニコラ・アネルカ(元フランス代表)、ディディエ・ドログバ(元コートジボワール代表)が在籍し、現在はデンバ・バ(セネガル代表)やフレディ・グアリン(コロンビア代表)と欧州トップレベルで活躍していた実力者らが在籍する。すでに世界的な名手が揃っている中に、さらにアルゼンチンの名手もこれに加わる。

 上海緑地申花サポーターの女性は、「年間チケット買ってしまいました。価格?3280元(約5万5000円)でした……」と思わず財布の紐が緩んでしまったという。

 さて、テベスは、ドバイ経由で現地に到着したが、サポーターやメディアを驚かせたのが、一緒に連れてきた“テベス一家”。奥さんと3人の子供はまだしも、弟の家族、妻の親族、そしてテベスの親友たちまで一緒に上海に引っ越してきたという。テベス夫婦はもちろん、弟夫婦らも全員上海に居住する予定というのだ。

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