活動休止を発表したいきものがかり。水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊(c)朝日新聞社
活動休止を発表したいきものがかり。水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊(c)朝日新聞社

 人気バンド「いきものがかり」が1月5日に公式サイトで「いきものがかり放牧宣言」を発表した。メンバー3人での活動はいったん休止するという内容のもので、ファンからは悲しみの声が上がっている。

 サイトで公開された放牧宣言は「10年間、3人で一生懸命にがんばってきたので、ここらで一度、メンバーそれぞれ、自由になってみようと思います」という言葉から始まった。

 続いて「好きなことをやってみたり、新しいことをはじめてみたり、ぼーっとゆっくりしてみたり、行ってみたかったところへ旅に出てみたり。それぞれの未来を、もっと広げるために。3人の物語を、もっと長く、もっと楽しく、続けるために。いきものがかり放牧宣言」とその意図を説明した。

 最後は「ここでひとまず『今まで、ありがとう』 そして『これからも、よろしく』 いきものがかりは3人が帰って来る場所です。またみなさん笑顔で、会いましょう! それでは行ってきます。放牧!」とファンに向けてメッセージを送った。

 この発表の影響で、ツイッターでは「いきものがかり」というワードがトレンド入り。ファンからは「えっ!マジ、新年からショック!」「大好きだから放牧宣言は悲しすぎますね」「いきものがかり放牧って、3人らしい言い方だけど、つらいよ」と発表を嘆くコメントが相次いだ。

 しかし、その一方で「ホントにずっとずっと頑張ってきたもんねえ。ちょっとゆっくりして、また3人で笑って帰ってきて欲しいなあ」「オリンピックテーマといい、ドラマのテーマ作ったりと忙しそうだったしなぁ……ゆっくり休んでくだされ」「ここまで10年ずっと頑張ってきたんだからどうせなら一年くらいは休んで欲しいかな」と、メジャーデビューから10年間走り続けたメンバーをねぎらう声もあがっていた。

 いきものがかりは水野良樹、吉岡聖恵、山下穂尊からなるスリーピースバンドで2006年にメジャーデビューした。昨年3月にデビュー10周年を迎えたところだった。