■広島、25年ぶりのリーグ優勝決定!(9月10日)


 首位独走を続けた広島が、9月10日の巨人戦(東京ドーム)に6対4で勝利し、1991年以来、球団史上25年ぶり7度目のリーグ優勝を決めた。緒方孝市監督に続き、この日の先発マウンドに上がった黒田博樹も胴上げ。新井貴浩と大粒の涙を流しながら固く抱き合うシーンに、鯉党だけでなく多くの野球ファンが胸を熱くした。

■現役最年長、“番長”三浦大輔が引退発表!(9月20日)
 「ハマの番長」として親しまれ、数々の記憶に残る投球でチームを支えてきたDeNAの三浦大輔が記者会見を開き、今シーズン限りでの引退を表明。横浜一筋25年、前年の山本昌らの引退によって現役最年長選手(当時42歳)となっていた男が、途中、涙を流しながらファンに対して感謝の言葉を並べた。

■“目玉”田中正義が5球団競合の末にソフトバンクへ!(10月20日)
 ドラフト会議が東京都内のホテルで行われ、今年の目玉として注目された最速156キロ右腕の田中正義投手(創価大)を5球団競合の末にソフトバンクが交渉権を獲得。クジを引いた工藤公康監督が驚きと歓喜の入り混じった表情で右手を突き上げた。

大谷翔平、日本最速165キロ!(10月16日)
 パ・リーグのクライマックスシリーズ・ファイナルステージ第5戦で、日本ハムの大谷翔平がソフトバンク打線に対して9回から登板。自身の記録を更新する日本最速の球速165キロを計測した。今季の大谷は6月に163キロ、9月には164キロと最速記録を次々と更新。この日集まった札幌ドームのファンをどよめかせた。

■“栗山マジック”日本ハム、10年ぶりの日本一!(10月29日)
 日本シリーズ第6戦(マツダ)で、日本ハムが10対4と広島に勝利。対戦成績を4勝2敗とし、2006年以来10年ぶり3度目の日本一を達成した。シリーズMVPは6試合で3本塁打を放ったレアード。今季限りの引退を表明した武田勝も胴上げ。計8度、宙を舞った栗山英樹監督は「選手が試合ごとに成長する姿を実感できた。褒めてあげてください」と目を潤ませながら「(日本一は)まだ途中。明日からまた前に進みたい」と力強く宣言した。

■リーグMVPに大谷翔平&新井貴浩! 山田哲人は特別賞!(11月28日)
 タイトル獲得者らを表彰するNPBアワーズが開かれ、今季の最優秀選手(MVP)にパ・リーグから日本ハムの大谷翔平、セ・リーグは広島の新井貴浩がともに初選出。最優秀新人(新人王)には、パ・リーグが日本ハムの高梨裕稔、セ・リーグは阪神の高山俊外野手が選ばれた。また、史上初となる2年連続トリプルスリーを達成したヤクルトの山田哲人は、コミッショナー特別賞を受賞。それぞれが普段とは異なるスーツ姿で喜びの表情を見せた。