星野源と新垣結衣(c)朝日新聞社
星野源と新垣結衣(c)朝日新聞社

 女優の新垣結衣が主演する火曜ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、通称「逃げ恥」が12月20日に最終回を迎え、平均視聴率が20.8%を記録したことがわかった。初回から右肩上がりで視聴率を更新する“異例の人気”を誇っていたが、最終回では前回から3.7ポイント増となるジャンプアップをみせた。

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 「逃げ恥」は「Kiss」(講談社)で連載中の海野つなみ氏による同名漫画が原作。派遣切りにあった森山みくり(新垣)が、「独身のプロ」を自称するサラリーマンの津崎平匡(星野源)と共同生活をし、家事労働の対価をもらう「契約結婚」をするストーリーだ。

 前回、みくりに対して契約結婚ではなく本当に結婚しようとプロポーズをした津崎。しかしみくりは、それが「好き」という気持ちを利用して家事労働をさせる「好きの搾取」だと感じて断ってしまう。

 最終話でふたりは、家庭の中でふたりが雇用関係になるのではなく、“共同経営責任者”として家庭を営めばいいのでは、という結論に至る。みくりが働きに出たり、ふたりで家事を分担したりと試行錯誤を繰り返すが、慣れない生活スタイルに余裕がなくしたみくりは、今の生活を「やめるなら今ですよ」と津崎に切り出してしまう……という展開だった。

 最終回の放送前からネット上では「すでに逃げ恥ロスになりそう……」といった声があがっていたが、放送後には「逃げ恥が終わってどうしたらいいのかちょっと分かんないわ……」「一週間の楽しみのひとつがなくなってしまった」「終わっちゃったの寂しいよ」とドラマの終了を悲しむ声が相次いだ。

 またツイッターでは企業の公式アカウントまでもが「逃げ恥ロス」を叫んでいる。例えばドラマの放送直後には日産自動車の公式アカウントが「しかし、明日から何を楽しみにすれば……」とツイート。翌朝には静岡新聞の公式アカウントが「逃げ恥ロスの朝を迎えた皆さんも元気を出して♪」と呼びかけた。

 さらに最終回放送終了後には、星野自らがツイッターで次のようにメッセージを送った。

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