MLBの超大物も入団? いまこそ独立リーグの存在意義を考える (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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MLBの超大物も入団? いまこそ独立リーグの存在意義を考える

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2012年にはパ・リーグ首位打者を獲得した角中選手=2012年 杉本康弘 (c)朝日新聞社

2012年にはパ・リーグ首位打者を獲得した角中選手=2012年 杉本康弘 (c)朝日新聞社

 ただ、野球ファンに広く認知されるようになってはいるが、地方開催が故に観客動員数は芳しくない。四国IL、BCリーグともに1試合平均1000人を下回り、両リーグの王者が対決する頂上決戦・グランドチャンピオンシップの計6試合で集めた6547人が“大入り”と言える状況だ。前述したNPBへの選手輩出、選手の育成面でも成功者は一握りで、その他の多くの選手がNPB入りした後にチャンスをもらえず、もしくはチャンスを活かしきれないままにクビになるケースも多い。

 今後へ向けては、やはりリーグ自体が魅力のある試合、興行を続けることが第一になるだろう。そこで浮かぶのが、NPBとの融合だ。すでにソフトバンクの3軍が四国IL球団と、巨人の3軍がBCリーグ球団と定期戦を実施しているが、この門戸を他球団にも広げることはできないか。一時期、横浜(現DeNA)とオリックスの2軍がそれぞれ湘南シーレックス、サーパス神戸の名称で独立採算を目指したが、地域密着の面から見ると非常に意義のある試みだった。NPB各球団のファームすべての名称を変えろとまでは言わないが、独立リーグ球団とNPBの2軍ないしは3軍チームを交えたリーグが誕生すれば、ファン、さらにはマスコミの興味を惹くことができるはずだ。

 折しも、8日に開かれた労働組合日本プロ野球選手会の定期大会でメジャーの「ルール5ドラフト」を参考にした制度の導入が話題に上がった。試合出場機会の少ない選手の救済は、何もNPBだけの問題ではない。04年のプロ野球再編から十数年、改めて独立リーグを含めた日本球界全体の仕組みを考え直す時期を迎えている。


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