550万部突破の大人気科学漫画 作者の韓賢東さんが漫画家になるまで (2/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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550万部突破の大人気科学漫画 作者の韓賢東さんが漫画家になるまで

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韓賢東(ハン・ヒョンドン)/韓国・公州大学漫画芸術学科卒。2001年、『新九狐』でデビュー。代表作に『鬼神別曲』など。サバイバルシリーズではジオやピピ、ケイの登場する『人体のサバイバル1・2・3』『深海のサバイバル』『地中世界のサバイバル1・2』『水不足のサバイバル』などを手がけている(撮影/岡田晃奈)

韓賢東(ハン・ヒョンドン)/韓国・公州大学漫画芸術学科卒。2001年、『新九狐』でデビュー。代表作に『鬼神別曲』など。サバイバルシリーズではジオやピピ、ケイの登場する『人体のサバイバル1・2・3』『深海のサバイバル』『地中世界のサバイバル1・2』『水不足のサバイバル』などを手がけている(撮影/岡田晃奈)

 自分の描きたいものを描こう! そう心に決めた僕は、家にこもって漫画を描き、新人賞のコンテストに応募することにしました。心配する父を、「6カ月だけ、時間をください」と説得して。後がないと思い、必死でしたね。知恵を絞って、いっぺんに違う種類の漫画を4本描いて応募しました。すると、実力はともかく情熱を評価してもらえたのか、佳作に滑り込みました。それをきっかけに漫画家への道が開けたのです。

 サバイバルシリーズを描くことになったきっかけは、大学時代に一緒に漫画サークルを立ち上げた友人の洪鐘賢のおかげです。彼が、僕よりも早く科学漫画の実験対決シリーズを描き始めていて、同じ出版社でサバイバルシリーズが始まるとき、僕のことを推薦してくれたのです。

 日本でもサバイバルシリーズは人気があると、話に聞いてはいましたが、実際に日本に来て、たくさんの子どもたちが「何冊も持ってます」とか「大好きです」と言ってくれるのを聞いて感激しました。特に、ジオの大人気ぶりに驚かされました。「ジオが好き!」ってみんなが言ってくれるのを聞いていたら、「もっとかっこいいジオ、みんなが気に入ってくれるジオを描かなくっちゃ」っていう気持ちが湧いてきました。だから、これからのジオに期待してくださいね。

(※)韓国の日本文化開放:かつて、日本が朝鮮半島を植民地的支配した歴史から、韓国では長い間、日本の映画や小説、音楽、漫画などの流入が禁じられてきた。しかし、サッカーW杯の日韓共催決定などを機に、金大中大統領時代の1998年以降、段階的に開放されていった。(取材・文/ジュニアエラ編集部)


■サバイバルシリーズって何?

 手に汗握るストーリーを読み進めるうちに、生き物、人体、宇宙、地球、自然災害などの知識が身につく科学漫画。「サバイバル」とは「生き残り作戦」のこと。恐竜世界にタイムスリップしたり、火山の大噴火に巻き込まれたり、小さくなって体の中を探検したり、次々と襲いかかってくるピンチに、子どもたちが勇気と知恵を振り絞って立ち向かっていく。韓国で生まれ、中国、台湾、タイなど、日本のほかにもアジアを中心に7カ国・地域で出版され、全世界累計発行部数は2800万!

※月刊ジュニアエラ 2016年12月号より


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