■三塁手


B. レアード(日本ハム)
 豪快なスイングと勝負強さで日本一に大きく貢献した助っ人砲。39本塁打で本塁打王に輝き、97打点で試合をひっくり返し、“スシパフォーマンス”でチームに勢いをもたらした。今季最も活躍した外国人打者という意味でも、この男の名前が挙がるはずだ。

■外野手
角中勝也(ロッテ
 巧みなバットコントロールからの持ち前の広角打法で自らの打撃能力を再証明。リーグ最多の178安打を放ち、打率.339で2012年以来自身2度目の首位打者に輝いた。独立リーグからドラフト7巡目でプロ入りした男が現在、日本球界一の外野手であることは間違いない。

■外野手
糸井嘉男(オリックス
 全試合に出場した今季は、打率.306、17本塁打、70打点の成績とともに53盗塁をマークして35歳2カ月での史上最年長盗塁王に輝いた。そのスピードと存在感は、まさに超人規格外。ケガに苦しんだ前年から完全復活を遂げ、自身にとって最も良いタイミングでのFA宣言となった。

■外野手
西川遥輝(日本ハム
 夏場以降に一気に調子を上げてチームのリードオフマンに定着。リーグ2位となる打率.314でリーグ3位の41盗塁を記録し、期待されながらも能力を発揮し切れなかった自らの殻を破った。そして最後はサヨナラ満塁弾で日本一を決めて最高のシーズンを終わらせた。

■DH
大谷翔平(日本ハム)
 投手として最速165キロを計測したが、今季の10勝は昨季の15勝よりも数字を落とした。それよりも規定打席不足ながら打率.322をマークして22本塁打を放った打撃面を評価したい。今季の大谷にとって、打席内での成長が何よりも“ベスト”だった。