『スター・トレック BEYOND』の一場面。(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and all related marks and logos are trademarks of CBS Studios, Inc.配給:東和ピクチャーズ
『スター・トレック BEYOND』の一場面。(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and all related marks and logos are trademarks of CBS Studios, Inc.
配給:東和ピクチャーズ
『スター・トレック BEYOND』エンタープライズ号のクルーたち。(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and all related marks and logos are trademarks of CBS Studios, Inc.配給:東和ピクチャーズ
『スター・トレック BEYOND』エンタープライズ号のクルーたち。(C)2016 Paramount Pictures. All Rights Reserved. STAR TREK and all related marks and logos are trademarks of CBS Studios, Inc.
配給:東和ピクチャーズ

 日本でも大ヒットとなった洋画の人気シリーズ「ワイルド・スピード」シリーズを手掛けたジャスティン・リン監督が、今度は「スター・トレック」シリーズの最新作「スタートレックBEYOND」でメガホンを取った。スター・トレックは1966年にアメリカで制作されたSFテレビドラマシリーズ。劇場版なども製作され、世代を超えて愛される名作だ。今作の製作総指揮は「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」のヒットも記憶に新しい、ヒットメーカー・J・J・エイブラムス氏。期待度の高い今作、その制作の裏側をリン監督に聞いた。

* * *

――「スター・トレック」は長い間愛されてきたシリーズです。今回その監督を務めるということで、プレッシャーはありましたか?

リン監督:もちろん、ものすごくプレッシャーを感じました。50年も続く素晴らしいシリーズですから、そのエッセンスを大事にしていかないといけない。そしてそれと同時に、スター・トレックのミッションでもある新しい探検をしていくということも大切にしていかなければならなかったので、そこは大きなチャレンジになりました。それと同時に、あまり時間もなかったことも大変でした。時間がない中でアイディアを出して、それを完成させるということで、ものすごくプレッシャーがあったんですが、でも、映画製作者としていいプレッシャーだったと思います。

――シリーズを引き継ぐということでは「ワイルド・スピード」も1作目、2作目を引き継ぐ形で監督をされていました。同じ引き継ぐ形でも、ワイルド・スピードとスター・トレックで感覚は違いましたか?

リン監督:確かに、違うプレッシャーでしたね。ワイルド・スピードの時は私は若かったですし、実はあの時、ワイルド・スピードは周りからは「終わったシリーズだ」と言われていたんです。なので、改めてキャラクターをつくり上げたり、新しい話をつくっていくこと自体がチャレンジで、すごくやりがいがあると感じていました。スター・トレックはすごく健全な人気のあるシリーズで、そういう部分を尊重しつつ新しいものを作って、これからも50年続いていくようにしていくという、別の意味でのチャレンジでしたね。

――今回はクルーのひとり・スコッティ役のサイモン・ペッグが、共同脚本という形でも作品に携わっていましたね。

次のページ