多くのドライバーから愛される鈴鹿。(写真:Getty Images)
多くのドライバーから愛される鈴鹿。(写真:Getty Images)

「鈴鹿は神が作ったコース」(ベッテル)
「鈴鹿はドライバーにとって、ほぼパーフェクトなコース」(バトン)
「日本は僕にとって特別な場所。鈴鹿に行くのはいつも楽しみにしている」(フェルスタッペン)

 10月7日に開幕するF1日本GPを多くのドライバーが楽しみにしている。その理由は、舞台となる鈴鹿サーキットが世界でも屈指のチャレンジングなコースだからである。直線と低速コーナーを組み合わせたサーキットが多い中、鈴鹿は中速から高速コーナーが多くレイアウトされている。さらに前半区間には1コーナーから9コーナーまで続く連続コーナーがあり、ミスが許されない正確なドライビングが要求される点も、ドライバーから人気がある理由となっている。

 その鈴鹿で行なわれる日本GPで過去最も多くの勝利を挙げているのは、皇帝と称されたミハエル・シューマッハ。現役ではセバスチャン・ベッテルが4勝とリードしている。このベッテルに次ぐ3勝(うち1勝は富士スピードウェイ)を挙げているのが、現在鈴鹿2連勝中のルイス・ハミルトンだ。ただし、ハミルトンは前戦マレーシアGPでパワーユニットにトラブルを発生させてリタイアしたばかりで、不安を抱えながら3連勝へ挑む。

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