小林麻央(c)朝日新聞社
小林麻央(c)朝日新聞社

 歌舞伎俳優の市川海老蔵の妻で、乳がんで闘病中の小林麻央(34)が10月1日に自身のブログを更新し、手術を受けていたことを明かした。

 「ご報告」と題したこの日の投稿の冒頭で、麻央は「病院の先生方の勇断により、先日、手術を受けることができました。術後、徐々に回復してきたため、ご報告させて頂きます」と手術を受けた旨を告白した。ただ、今回の手術は「根治手術ではなく、局所コントロール、QOLのための手術」としている。

 QOLとは「Quality of Life」の略で、患者の“生活の質”を指す言葉。「QOLのための手術」ということは、麻央の今回の手術はがんの根治を目指したものではなく、苦痛やストレスを和らげ、本人がより生活しやすくするため、という意味あいのもののようだ。

 また、麻央は「一時は、胸や脇の状況が深刻になってしまったため、手術さえも選択にありませんでした」とつづっており、一時はかなり深刻な状況であったことも明かしている。そして、現状については次のようにつづった。

<手術をしたからといって、肺や骨に癌は残っており、痛みもあるので、これからが闘いです。なので、心からの喜びとまではいきません。が、先生方が大きな手術にチャレンジして下さったことは、大いに大いに喜んで、心からの感謝をしています>

 投稿の最後には「まわりの皆は、ここまでこられたことが奇跡だと言ってくれますが、奇跡をここでは使いたくないです。奇跡はまだ先にあると信じています」とつづり、闘病に前向きな姿勢をみせた。

 この投稿に、読者からも「そうです、奇跡は最後の最後までとっておきましょう」「前進ですね!次は奇跡を!」と、奇跡を願う激励コメントが相次いだ。