横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智 (c)朝日新聞社
横浜DeNAベイスターズの筒香嘉智 (c)朝日新聞社

 プロ野球のセ・リーグは、広島が25年ぶりの優勝を決めた。これにより、広島はクライマックスシリーズ(CS)でファイナルステージに出場することが決定。今後は、残り2枠のCS出場チームが、どこになるか注目される。

 9月11日現在、2位は66勝60敗3分け(勝率5割2分4厘)の巨人、5.5ゲーム差の3位は62勝67敗3分け(勝率4割8分1厘)のDeNA、さらに3.5ゲーム差離れた4位は60勝72敗1分けのヤクルト(勝率4割5分5厘)だ。巨人とDeNAの直接対決は2試合しかなく、巨人の2位はほぼ確定だろう。ヤクルトとDeNAは直接対決が4試合残っており、3位争いは白熱することが予想される。

 現時点で上位にいるDeNAは、12球団で唯一、CSに出場したことがない。昨年は前半戦を首位で終えながら、最下位に沈んだ。逆にヤクルトは昨年まで4度の出場。経験では上回っている。しかし、今季の対戦成績はDeNAが13勝8敗とリード。5月以降に限ると11勝5敗と、圧倒している。このカードでDeNAの得点は102に対し、失点は89。戦力的にはDeNAが有利といえそうだ。ただし、DeNAは梶谷隆幸、ヤクルトはバレンティンが故障で11日の試合を欠場している。13、14日に迎える直接対決(神宮)へ向け、主力の回復具合も勝敗を左右しそうだ。

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