料理が上手で、残り物を使ってブリ大根や炊き込みご飯を作ったり、パンケーキを焼いたり器用に調理すると本人も言ってました。他にも、隠し味に日本酒を使ったみそ汁を作り、ご飯を鍋で炊くなどいろいろな工夫も。仕事が忙しい中、ここまで料理をしようと思ったらやる気がないとできません。手芸も得意で、ファッション誌で小物やアクセサリーを手作りする連載も持っているほどです。日々、女子力をアップさせようと励んでいるんだと思います」

 意外と家庭的なことにも熱心だった高畑。ところで、肝心の仕事に対する向上心はどうなのだろうか。

「いろいろな役にチャレンジしている。舞台『奇跡の人』では、聴力と視力、言葉も失ったヘレン・ケラーを演じましたし、今回の朝ドラでは母と妹2人を守りながら、戦前戦後をたくましく生き抜いた女性を好演していますよね。今年12月に公開される映画『アズミ・ハルコは行方不明』では街中にグラフィティアートを描くギャル役もこなし、同月から上演されるミュージカル『わたしは真悟』では小学生役ですからね。どんどん、役の幅が広くなっている感じです。朝ドラのヒロインを経験した女優は、その後も朝ドラでの役のイメージが強すぎて、ブレークしきれないこともありますが、高畑の場合は持ち前の向上心でそれを払拭し、映画やドラマに欠かせない存在になるんじゃないですでしょうか」(前出の芸能担当記者)

 若手女優が群雄割拠する昨今にあって、高畑が一歩抜きんでた存在になる可能性は高そうだ。(ライター・丸山ひろし)