イングランドではもうひとつ、“ショッキング”な移籍が成立した。アーセナルで構想外となっていたMFジャック・ウィルシャー(24)が今季限りの期限付きでボーンマスへ。ユヴェントス、ミラン、ローマ、バレンシアと、20を超えるクラブが獲得に動くなか、昨季がクラブ史上初の1部参戦だったボーンマスが驚きの契約を勝ち取った。英『ガーディアン』によれば、2014年9月を最後にプレミアでフル出場していないウィルシャーに9万ポンドという週給を確約したのがボーンマスだったという。ケガ続きのウィルシャーだが、今季はその週給に見合う活躍ができるだろうか。

 なお、アーセナルは今夏もケチケチ路線を継続。それでも30日にバレンシアからDFシュコドラン・ムスタフィ(24)を、デポルティーボ・ラコルーニャからFWルーカス・ペレス(27)を獲得しており、若干の余裕をもって最終日を迎えた。

 とはいえ、昨夏はGKペトル・チェフを獲得したのみで終了だったアーセナルのこと、補強に対するサポーターの不信感は強く、あるファンはツイッター上に「もしムスタフィが買えたら、これをリツイートした人にそれぞれ20ポンドあげるよ」と自虐的な投稿をしていた。すると“賭けに勝った”アーセナルは31日、クラブの公式ツイッターで「誰を見つけたか教えてあげる」と、そのファンに返信。「やあ、君がツイートを後悔しないといいけど」と、ムスタフィがドヤ顔で親指を立てる動画を添付するという余裕も見せた。

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