福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐 (c)朝日新聞社
福岡ソフトバンクホークスの柳田悠岐 (c)朝日新聞社

 佳境を迎えてきた大河ドラマに負けじと、プロ野球も盛り上がってきた。パ・リーグは先週、4月18日以来129日ぶりに首位が入れ替わった。首位を走ってきたソフトバンクが25日、楽天に逆転負けし、日本ハムは先発転向した増井浩俊がロッテに完投勝利。日本ハムが今季初めて首位に立った。

 ソフトバンクの逆転負けは、悲劇的だった。5-4と1点リードした9回表1死一、二塁。楽天ルーキー茂木栄五郎のライナーが中前に飛んだ。中堅手の柳田悠岐は俊足を飛ばして懸命に前進。スライディングで直接捕球を試みたが、ほんのわずかの差で後逸した。打球が転がる間に、打者走者の茂木も含めた3者が生還。「逆転ランニング3点本塁打」となった。

 柳田は前進しながらも、飛び出していた二塁走者も視野に入れており、併殺を狙っていた。捕球はできず「最悪になった」と結果を受け止めながらも、「捕れると思ったら勝負に行くべき。明日また頑張ります」と話した。

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