マーリンズのプレーオフ進出にはイチローの貢献が不可欠。(写真:Getty Images)
マーリンズのプレーオフ進出にはイチローの貢献が不可欠。(写真:Getty Images)

 メジャー通算3000本安打達成後は話題性こそやはり目減りしたが、イチローとマーリンズの2016年の戦いは今まさに佳境に入ろうとしている。メジャーの全チームが残り40試合を切り、ペナントレースは終盤に突入。今後の注目は、マーリンズにとって2003年以来13年ぶり、イチローにとってはヤンキースに所属していた2012年以来のプレーオフ進出を果たせるかどうかだろう。

 現地23日現在のマーリンズは65勝60敗で、ナ・リーグのワイルドカード争いの3位。プレーオフ進出圏内の2位カージナルスを1.5ゲーム差で追っている。今月1日から18日まで5勝11敗と負けが込んだが、19日から21日に同じくワイルドカードを争うパイレーツを敵地でスイープ(3連勝)して息を吹き返した。

 現在は9連勝中の昨季王者ロイヤルズとの地元での3連戦の真っただ中。29日からはニューヨークで昨年のナ・リーグ王者メッツとの4連戦が待ち受ける。これらの大事なシリーズをプレーするなかで、イチローの働きがこれまで通り、いやこれまで以上に重要になりそうだ。

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