予選でアジア新記録をマークした男子4×100mリレーの日本チーム(写真:Getty Images)
予選でアジア新記録をマークした男子4×100mリレーの日本チーム(写真:Getty Images)

 リオ五輪は大会15日目。前日には、五輪4連覇のかかった吉田沙保里がまさかの銀メダルに終わり涙をのんだ。しかし、女子レスリングは6階級のうち4階級で金メダルを獲得する目覚しい活躍を見せた。

 本日からレスリングは男子フリースタイルがスタート。日本時間19日22時から20日早朝にかけて57kg級と74kg級の予選・決勝が行われ、日本からはそれぞれ樋口黎と高谷惣亮が出場する。まだ20歳ながら国内外の大会で数々の優勝を遂げてきた樋口と、「タックル王子」の異名を取るイケメンレスラーの高谷に注目だ。

 15日目の最注目は陸上競技の花形である男子4×100mリレーの決勝だ。2組に分かれて行われた前日の予選では、ジャマイカと同じ第2組で走った日本が、山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥のオーダーで37秒68のアジア新記録をマーク。ウサイン・ボルトが外れたジャマイカを抑え、同組1着で決勝進出を果たした。全体でも第1組の米国が記録した37秒65に次ぐ2着とメダルが期待される。決勝で、ジャマイカはおそらくボルトを起用してくるとみられるが、日本が悲願の銅メダルに輝いた北京五輪の再現なるか。

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