女子レスリングで4連覇がかかる伊調馨(右)と、同じく金メダルが期待される登坂絵莉(左)が大会13日目に登場する。(写真:Getty Images)
女子レスリングで4連覇がかかる伊調馨(右)と、同じく金メダルが期待される登坂絵莉(左)が大会13日目に登場する。(写真:Getty Images)

 熱戦が続くリオ五輪も残り5日。昨日は、卓球女子団体やシンクロナイズドスイミングデュエットの銅メダル獲得に日本中が沸いた。卓球は前回のロンドンに次ぐ2大会連続メダル。シンクロはロンドンで届かなかったメダルを手にし、この日、ちょうど誕生日を迎えた井村雅代ヘッドコーチに最高のプレゼントを贈った。

 大会13日目は、女子レスリングが開幕。金メダルが期待されるレスリング女子58kg級の伊調馨と48kg級の登坂絵莉らが登場する。五輪4連覇がかかる伊調はこの階級の絶対女王。年明けのヤリギン国際決勝では13年ぶりの敗戦を喫したが、金メダル候補の大本命に変わりはない。ちなみに伊調を破ったのはモンゴルのオホン・プレブドルジ。国際大会で際立った成績は残していないが、リオ五輪でも出場選手に名を連ねており、要注意だ。

 登坂も金メダルの最有力候補。これが五輪初出場となるが、試合運びの上手さとメンタルの強さはお墨付きだ。ライバルはアゼルバイジャンのマリア・スタドニク。北京五輪で銅、ロンドン五輪では銀メダルを取っている世界ランキング1位の強敵だが、昨年の世界選手権は登坂が決勝で破った。リオでその再現が期待される。

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