個の力で勝る相手に対して、いかに突破口を開くか。第2セット、日本は島村春世のサーブで流れをつかんで7-6とリードするも、米国も素早く対応。手堅いサーブレシーブからミドルを絡めた攻撃で得点を重ねる。

 18-17と日本が1点をリードして迎えた終盤。米国は木村、石井のスパイクを連続して止め、ヒルのサービスエースで3連続得点。18-20と日本は再び追う展開を強いられる。長岡に代わった迫田さおりのサーブやレシーブでブレイクし、波に乗ったかと思われたが、ブロックとレシーブの関係が構築された米国に攻撃が通じず、第2セットも23-25で連取された。

 崖っぷちに追い込まれた日本は、第3セットからの逆転勝利を目指す。荒木のサーブや長岡、石井がコースに打ち分けるスパイクで得点するも、米国は、レフトのヒルやジョーダン・ラーソンのスパイクで得点を重ねて13-20と大量リードを得る。

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