金メダルが待たれる柔道は、男子73kg級に大野将平が満を持して登場する。日本はこの階級で世界選手権5連覇と強さをみせるが、その中でも大野は圧倒的だ。2度の世界王者に輝いた優勝候補の筆頭が、今大会初の金メダルを日本柔道にもたらすかが注目される。女子も57kg級の松本馨がロンドン五輪に続く連覇を狙って虎視眈々だ。

 競泳は、大会2日目の男子400m個人メドレーで金メダルを獲得した萩野公介が再び登場する。今度は男子200m自由形決勝で二つ目のメダルを狙う。男子100m背泳ぎ決勝でも、ロンドン五輪の銅メダリスト・入江陵介がメダル獲得に挑む。

 さらに女子バレーボールも見逃せない。予選2戦目の相手は格下のカメルーン。日本は初戦の韓国戦を落としているとあって、取りこぼしはもう許されない。決勝トーナメント進出に懸ける「火の鳥NIPPON」の爆発力に期待したい。このほか、初戦を難なく勝ち上がったテニスの錦織圭が2回戦に臨む。(文=高樹ミナ)