メジャー通算3000本安打まであと4本に迫ったイチロー。(写真:Getty Images)
メジャー通算3000本安打まであと4本に迫ったイチロー。(写真:Getty Images)

 マイアミ・マーリンズのイチロー外野手は現地21日、敵地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦に1番ライトで出場。マルチヒットの活躍でメジャー通算3000安打まで残り4本に迫った。試合はマーリンズが9対3で快勝。

 4試合ぶりの先発となったイチローは、第1打席でフィリーズの先発右腕ジェラド・アイクホフ投手と対戦。低めに落ちてワンバウンドとなるカーブに空振り三振を喫する。しかし3回2死走者なしでの第2打席では、カウント2-1から外角低めのチェンジアップをセンター返し。遊撃手が好捕から素早く送球したものの、イチローの足が勝って内野安打となった。

 4回の2死二塁での第3打席はカウント3-1で、外角から真ん中寄りへ入ってきたスライダーをとらえたものの、レフトフライに倒れたイチロー。相手投手が2番手右腕アンドルー・ベイリーに代わった第4打席もセカンドゴロに打ち取られる。

 しかし8回、1死一塁で回ってきた第5打席では新人左腕ダニエル・スタンプのカウント1-1からのスライダーを引っ張り、ゴロで一、二塁間を破るライト前ヒット。この日のイチローは5打数2安打で勝利に貢献し、スタメン起用に応えるとともに偉業にも確実に近づいている。