数あるレシピのなかで、とくにおすすめのカレーは何か聞いたところ、キーマカレーだという。

「肉をたくさん使うことで素材から旨味がちゃんと出るので、専門知識がなくても手早く簡単においしくつくれます。カフェ飯にキーマカレーが多いのは、その理由からなのではと睨んでいるくらいです(笑)」(同)

 同書には、小宮山さんがおすすめする30のカレーレシピが掲載されているが、今回特別に、「シンプルキーマカレー」のレシピを公開してもらった。

■シンプルキーマカレー
[材料](4人分)
合いびき肉…300g、なす…1本、にんじん…1本、玉ねぎ…1個、にんにく…1片、しょうが…1片、トマトの水煮(缶詰)…200g、水…200ml、ゆで卵…4個、サラダ油…大さじ2、塩…小さじ1程度、カレー粉…大さじ2、白ご飯…4皿分

[つくり方]
(1)玉ねぎ、なす、にんじんはみじん切りにし、にんにく、しょうがはすりおろす。

(2)フライパンにサラダ油を熱し、1の玉ねぎを入れて透き通るまで中火で炒める。1のにんにく、しょうがを加えて強火で約5分炒め、玉ねぎが色づいてきたら中火にして約10分、黄金色になるまで炒める。

(3)トマトの水煮を入れてつぶしながら混ぜ、火が通ったらカレー粉を加えてなじませ、中火で約5分煮る。

(4)分量の水、合いびき肉、1のなす、にんじんを加えて、よく混ぜながら中火で約10分煮る。
※最後にガラムマサラを加えて少し煮ると、より香り高いキーマカレーに仕上がります。

(5)水分が飛んでパラっとした状態になってきたら、塩で好みの加減に調味する。

(6)器にご飯を平たく盛り、5を重ねるようにのせたら、薄切りにしたゆで卵をずらしながら並べてのせたらできあがり!