正しい歯みがき最大の悩みは「続かない」 続けるコツを歯医者さんが伝授!

 歯周病は、中年以降の日本人では80%がかかっている病気です。初期は目立った症状がなく、ゆっくり進行するため、「静かな病気(サイレント・ディジーズ)」とも呼ばれ、日本人が歯を失う最も大きな原因となっています。

 しかし安心してください。歯周病は正しい知識さえあれば防ぐことができる病気なのです。それなのに、世の中には歯周病の専門家から見て、首をかしげたくなるような不正確な情報が蔓延(まんえん)しているといいます。

 そこで、歯周病の原因・治療・予防についての研究や歯科医師の教育を行っている日本歯周病学会と、日本臨床歯周病学会が全面的に協力し、歯周病に関する“正しい”知識の普及を目的とした初の書籍、『日本人はこうして歯を失っていく 専門医が教える歯周病の怖さと正しい治し方』(朝日新聞出版)を発売。本書から、正しいブラッシングの仕方を紹介します。

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 ブラッシングの最大の目的は、うがいでは取り除けないプラークを取り除くこと。

 プラークを落とすには、歯の表面と歯肉に歯ブラシの毛先を正しく当てて、小刻みに往復運動をしていきます。また、歯ブラシの先端側や、持ち手側の角の毛束をうまく使って、すみずみまで磨きましょう。自己流でもきちんと全体が磨けていればいいのです。

■ブラッシング実践編

(1)歯と歯肉の境い目に45度の角度で当て、歯周ポケットに毛先が入ることを意識する
(2)軽い力で細かく動かす
(3)一カ所につき20回が目安

<ワンポイント>
 前歯の裏側を磨くには、歯ブラシを縦にするのがコツ。歯ブラシのハンドルを立てて持ち、前歯の裏側に歯ブラシの毛先を当てて、細かく動かします。

◎歯間ブラシの正しい使い方

(1)基本(ブラシを直角に入れる)
 歯と歯の間に、まず表側(頬側)から直角に歯間ブラシを入れます。そのとき、歯間ブラシの先端は歯肉から離して挿入してもよいです。一度手をゆるめ差し込んだ方向を確認し、ブラシを前後に動かしてプラークをかき出します。

(2)曲面に合わせてブラシの角度を変える
 次に挿入した歯間ブラシの角度を変えて、奥から手前に斜めに向けてブラシを入れ、前後に動かします。ブラシの毛先をきちんと歯の表面に当てて動かしていないと、プラークを取り残す原因になります。

(3)反対の角度からも挿入し、同様に磨く
 歯間ブラシの角度を変えて、手前から奥に斜めにブラシを入れるようにして、同様に磨きます。おわったら、今度は裏側(舌側)からもブラシを挿入して同様に磨きます。

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