アイスランド・サッカー協会はハンドボールに刺激され、インドアサッカーを盛んにするところから普及、強化を始めた。室内では15のフルサイズコート、4つのハーフサイズコートを造り、また屋外でも100を超える人工芝のミニコートを造成。子どもたちが日常的にサッカーに触れられる環境を作った。

 また協会は指導者の育成にも力を入れており、人口が少ないこともあってハイレベルな指導が行き渡っている。こうした中で、イングランド・プレミアリーグで活躍するMFギルフィ・シグルドソンをはじめとした、才能豊かな若手が台頭してきた。

 サポーターの中には「こんな大きな舞台で代表チームを応援するなんて、これがきっと最後だろう」と遠い目をする紳士もいた。だが今回の成功体験と育成部門の充実を考えれば、これが最後とは言い切れないはずだ。

 さて、世界中の注目を集めるアイスランドは、現地時間7月3日(日本時間4日未明)の準々決勝で開催国フランスと対戦する。

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