2014年W杯では、決勝トーナメントに進出した16チームのうち、9チームが妻や恋人との面会を許可していた。そのうち、優勝したドイツを含む4強は「完全フリー」だった。賛成派の研究者はこのデータを歓迎したに違いない。

 なお、「キング」ことスウェーデン代表ズラタン・イブラヒモヴィッチの場合は、少々話が異なる。EURO開幕直前に独『ツァイト』紙のインタビューでこの話題を振られ、彼は次のように語った。

「セックスの回数が多いと、パフォーマンスが上がると言う選手もいるね。自分も試してみたことがあるよ。でも、俺の場合、原動力はセックスよりも怒りだね。これまで何度もそう実感することがあった。何か、あるいは誰かに対して腹が立つと、ホント、いいプレーができるんだ」