五輪レースに入った昨年の夏以降は故障もあって12月中旬にはランキング4位まで後退したが、3月には全英オープンで優勝して1位に復帰。その後もインドオープンやアジア選手権を制する安定感を見せてランキング1位で五輪出場を決めると、6月のインドネシアオープンでも本番での最大のライバルになると予想されるランキング2位の於洋/唐淵渟(中国)を破って優勝と、そのまま好調を維持している。

 微塵の不安も感じないまでの戦いをするふたりの目には今、リオデジャネイロ五輪の金メダルしか見えていないだろう。

(文・折山淑美)