イブラヒモヴィッチを巡っては、最近になってバイエルン行きの噂も出たが、ライオラは20日付のスペイン『マルカ』紙に「イブラはグアルディオラにリベンジしたがっている」とコメント。バルセロナ時代のイブラヒモヴィッチが当時の指揮官グアルディオラと確執があったことを踏まえての言葉だが、これを受け、やはりユナイテッド加入だと誰もが確信した。バイエルンに移籍してもチャンピオンズリーグでシティと当たるかどうかわからない。しかしユナイテッドに行けば、少なくともリーグ戦で2回はリベンジのチャンスがあるのだから。

 さて、イブラヒモヴィッチ同様、ユナイテッド行きが確実視されているのが、ドルトムントとの契約が2017年に切れるアルメニア代表MFヘンリク・ムヒタリアンだ。ハンス・ヨアヒム・ヴァツケCEOは先ごろ、契約延長に失敗したことを認めつつ「彼には来季も残ってもらう」と公言した。しかし、誰がそんな言葉を信じるだろう。経営者たるもの、移籍金が発生する今夏中に売るのがセオリーだ。

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