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声援に困惑も…『キンプリ』大ヒットに導いた「応援上映」に問題点

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映画の鑑賞スタイルも変化している(イメージ)

映画の鑑賞スタイルも変化している(イメージ)

 最近、映画界の新たなムーブメントとして「応援上映」という鑑賞スタイルが話題になっている。本来ならば映画館の“タブー”であるペンライトなど応援グッズの持ち込みが許可され、観客たちがスクリーンのキャラクターに向かって全力で声援を送りながら作品を鑑賞するスタイルだ。館内はペンライトの光と歓声によってライブ会場のような熱狂状態になる。

 応援上映は基本的にアニメ作品で実施されており、その火付け役となったのが劇場版『KING OF PRISM by Pretty Rhythm』(通称・キンプリ)。応援上映でリピーターを増やしたことで当初の予想を上回るロングランを記録しているという。アイドルライブのようにお決まりのコールもあり、事前にコールを覚えてくれば楽しさは倍増。鑑賞というより「参加する」という言葉がふさわしい内容だ。

 この革命的な鑑賞スタイルはアニメに興味がなかった層まで取り込む一大ムーブメントとして映画界の“救世主”になると期待され、NHKなどの大手メディアでも取り上げられるなど人気が爆発しつつある。

 ところが、その斬新さゆえに問題点も浮上してきている。

 5月下旬、応援上映を実施していたアニメ映画『遊☆戯☆王 THE DARK SIDE OF DIMENSIONS』で、男性の観客が「うるせーぞ! 静かにできねーのか!」と激怒し、退出してしまう一幕があったことがSNS上で話題になった。

 応援上映と通常上映は観客がわけられているわけではなく、基本的に上映回によってルールが変わる仕組み。男性は前売り券をもらって劇場を訪れたが、それが応援上映の回だとは知らなかったという。周囲の観客がペンライトを振って大声で騒ぐことに困惑し、開始10分で退出してしまったそうだ。映画館で目立った案内がなく、普通に鑑賞できると思っていたがゆえに起きた“悲劇”だったようだ。

 応援上映の実施回は映画の公式サイトなどで確認することはできるが、誰もが事前にチェックするわけではない。チケット購入時にスタッフが説明している場合もあるが、映画館によって案内対応はまちまち。また、事前に告知があっても誰もが「応援上映」を知っているわけではなく、どんな上映スタイルなのか言葉だけで予測するのは難しい。


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