しかし川谷氏は結婚後半年でベッキーと恋仲になった。これは結婚にコストをかけていないことの証。頑張って口説き落としたのでも、自分が結婚したくてしたわけでもなかったのだろう。

「結婚後半年で浮気」という事実だけで、彼の結婚への意欲の有無、妻への思いの度合いが浮き彫りになる。そしてすぐさま思った。あーこりゃ、ベッキーが現れなくても他の女性と同じことをしたな、と。

 さらに、週刊文春での妻の激白によると、川谷氏は結婚直後、大学時代の元カノに「ずっと好きだった」と言われたことを、「どうすればいいのか分からない」と妻に泣きながら伝えたらしい。

 ……乙女か!!

 心の中でそんなツッコミをした瞬間、ピーンと何かがひらめいた。そう、川谷氏は、押されるとつい流されてしまう乙女なのだ。自分の気持ちがイマイチわからない女子。そう考えると全てに合点が行く。

 自分にベタぼれの恋人に押されて結婚したはいいけれど、昔の恋人に「ずっと好きだった」と言われグラグラと胸がゆさぶられ、揚げ句の果てはそのことを泣きながら恋人に話してしまう。そうは言いつつ、愛してくれている人だから愛せるかも、との思いで結婚。しかしやはり愛せない。とりあえず今は幸せじゃないから、早くここから逃げたい。でも、完全に妻を嫌いになったわけじゃないし、別れたいと言ったところで絶対離婚してくれなさそう。誰か自分をさらっていってくれないかな。(そこへベッキー登場。以下略)

 ……本当にこういう流れだったんじゃないかと、結構真剣に考えている。そう考えれば全てが腑に落ちるからだ。つまり、彼こそが優柔不断な乙女、ゲスの極み乙女だったのだ!!

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