標準記録を上回る好タイムで決勝進出を決めた北島康介(写真:Getty Images)
標準記録を上回る好タイムで決勝進出を決めた北島康介(写真:Getty Images)

 4月4日、競泳のリオデジャネイロ五輪代表選考会を兼ねた日本選手権が東京辰巳国際水泳場で開幕。100メートル平泳ぎでは、5大会連続での五輪出場を狙う北島康介が準決勝を1位で通過し、翌日の決勝へと駒を進めた。また、男子400メートル個人メドレーでは、萩野公介と瀬戸大也のメダル候補2名が順当に五輪出場を決めた。

 2004年アテネ五輪と2008年北京五輪で2大会続けて2つのメダルを獲得してきた北島。この日行われた100メートル平泳ぎでは、予選を1.00.07のタイムで通過すると、準決勝では予選を上回る59.62をマークし、1位で通過。五輪出場の条件となる派遣標準記録(59.63)も上回り、翌日の決勝への駒を進めた。

 今大会では、各種目で2位以内に入り、なおかつ派遣標準記録を上回る記録を出せば五輪出場権獲得となる。

 男子400メートル個人メドレーでは決勝が行われ、ロンドン五輪銅メダルの萩野が4.08.90で優勝し、五輪出場決定。すでにこの種目で五輪に内定していた瀬戸大也も、4.13.52の2着で五輪代表に決定した。

 女子では、15歳の池江璃花子が女子100メートルバタフライ準決勝で57.55をマークし、自らの持つ日本記録を更新した。