叶匠寿庵の「花遊山」
叶匠寿庵の「花遊山」

 待ちに待った桜シーズンが到来した。満開の桜も、この時期だけの桜スイーツとともに楽しめばきっと季節感が倍増するはず。というわけで今回は、お茶やコーヒーとともに楽しみたい桜スイーツを、お花見スポットとともに紹介したい。

 東京の一大桜スポットといえば、皇居。周辺には日比谷公園や靖国神社もあり、広い範囲で桜を楽しむことができる。特に日比谷公園は東京駅が近いので、実は桜スイーツも充実しているエリア。そのなかからいくつか注目の品をピックアップしてみた。

 まず大丸東京からは、バームクーヘン人気の一端をになった「ねんりん家」から「桜の国のマウントバーム」に注目。鮮やかなピンク色のバームクーヘンからは、ほのかに桜の香りがする。カットされてスティック状になっているので、そのままかじってもOKなのがうれしいところ。また、カットして大勢で楽しむなら、ホールサイズの「桜ざら芽のバームクーヘン」が良さそうだ。桜の香りの生地の周囲をカリカリのざらめで覆っており、食感が楽しめる一品。屋外に持っていく際にはナイフをお忘れなく。

 和菓子なら、老舗の変わり種桜はいかがだろうか。新丸の内ビルの地下にある和菓子の老舗「叶匠寿庵」が販売している「花遊山」は、つぶが残る程度の道明寺に桜の葉を散りばめ、こしあんを包みこんだ、この季節限定の和菓子。年配の方にも喜んでもらえそうな桜スイーツだ。

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