香川(左)の2ゴールの活躍などで、日本代表が5-0で快勝した。(写真:Getty Images)
香川(左)の2ゴールの活躍などで、日本代表が5-0で快勝した。(写真:Getty Images)

 サッカー男子日本代表は29日、2018年ロシアW杯アジア2次予選でシリアと対戦し、5-0で勝利を収めた。この結果、日本はグループ首位での最終予選進出を決めた。

 24日に行われたアフガニスタン戦での勝利により、2次予選突破を確定させた日本。この試合では、この日が代表100試合目の出場となった岡崎慎司がゲームキャプテンを務めた。

 序盤から主導権を握る日本は17分、相手のオウンゴールで先制。その後も酒井高徳や香川真司がチャンスを迎えたが、追加点は奪えず前半終了となった。

 迎えた後半も日本が押し気味に試合を進めるも、58分に山口蛍が相手選手との衝突で負傷交代となるアクシデントが発生。するとそこから何度かシリアに攻め込まれる苦しい時間帯を迎える。それでも、迎えた66分、香川真司が反転しながら左足ボレーを叩き込み貴重な追加点。背番号10の一撃で嫌な流れを断ち切ると、勢いを取り戻した日本は再び攻勢に。終盤の86分にカウンターから本田圭佑のゴールで勝利を決定付ける3点目を奪うと、90分に香川、アディショナルタイムには原口元気が決めてさらに2点を追加し、終わってみれば5-0の圧勝。グループ首位で2次予選を終えた。

 この結果、日本は勝ち点を22とし、7勝1分けの無敗で首位突破。8試合を戦って失点0という数字を残した。日本は今後、8月から始まる最終予選を戦う。最終予選には2次予選を勝ち抜いた12チームが参加。6チームずつの2グループに分かれてリーグ戦を戦い、各グループの上位2チームが2018年W杯への出場権を獲得する。