原発事故から4年後、中3の決断 「ふたば未来学園高校」に入学した子どもたち (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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原発事故から4年後、中3の決断 「ふたば未来学園高校」に入学した子どもたち

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東京電力福島第一原発がある福島県双葉郡には原発事故の前、五つの高校があった。在籍していた1500人の生徒は家族とともに全員が郡外に避難した。隣の市などにある高校の空き教室などを間借りして授業を再開したが、生徒数は激減。このため、郡内の広野町に新たに設立したのが「ふたば未来学園高校」だ。2019年度からは中学を併設し、中高一貫校となる予定だ。写真は、昨年4月に行われた入学式(撮影/岡本進)

東京電力福島第一原発がある福島県双葉郡には原発事故の前、五つの高校があった。在籍していた1500人の生徒は家族とともに全員が郡外に避難した。隣の市などにある高校の空き教室などを間借りして授業を再開したが、生徒数は激減。このため、郡内の広野町に新たに設立したのが「ふたば未来学園高校」だ。2019年度からは中学を併設し、中高一貫校となる予定だ。写真は、昨年4月に行われた入学式(撮影/岡本進)

 原発事故により、原発のある福島県双葉郡の子どもたち約1万人が避難に追い込まれた。事故から5年。昨年、ふるさとに新しくできた、県立の「ふたば未来学園高校」に入学した子どもたちの決意とは? 小中学生向けの月刊ニュースマガジン『ジュニアエラ』4月号に掲載された彼らの様子を紹介する。

*  *  *
 自分が通っている学校がある日突然、閉鎖され、同級生や友達が全国に散りぢりになってしまう。そんなことって、想像がつくかな。

 東京電力福島第一原発の事故のときに、それが現実に起きたんだ。経験したのは、みんなと同年代の子どもたちだ。

 福島第一原発がある双葉郡には原発事故の前、約6400人の小中学生がいた。その全員が家族と一緒に急いで避難し、最初は郡外の自治体の体育館などで寝泊まりした。ほとんどの大人も、避難したときは「1カ月ぐらいで自宅に戻れるだろう」と思っていた。だから、みんな自宅から持ってきたのは貴重品と着替えぐらいだった。自宅に当分、戻れないことがわかると、親戚や知り合いの家に泊まらせてもらった。でも、そこも長くはいられないから、その後、仮設住宅やアパートなどに移ったんだ。

 昨年4月、福島県立ふたば未来学園高校に入学した152人は、原発事故が起きたとき、まだ小学5年生だった。「避難」といっても、1回引っ越しただけですんだ子はわずかで、5回も転校をした生徒もいる。

 みんなの中でも、転校を経験した子は、新しい学校で心細くなったんじゃないかな。


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