ネコの動体視力はイチローよりすごい?(※イメージ)
ネコの動体視力はイチローよりすごい?(※イメージ)

 2月22日は2が並び「にゃんにゃん」とネコの鳴き声を思い起こすから「の日」。

 ということで、ネコに敬意を表し、朝日新聞出版の新書『ねこはすごい』よりネコのすごさを紹介します。

●ネコの動体視力はイチローよりすごい?
ねこじゃらしなどのおもちゃに反応する時のネコの姿を思い浮かべて下さい。首を小刻みに左右に動かしながら、目は素早くゆれ動くターゲットをロックオンしているのです。その証拠に上下に激しく動くねこじゃらしをネコパンチで見事に捕らえます。

ネコの動体視力は鳥や小動物など素早く動く獲物を捕らえるために発達してきたと言われています。人間の目にはひと続きに見えるTVなどの動画も、一緒に見てるネコにはコマ送りに見えているのかも知れません。人間では超一流のプロ野球選手の動体視力も一般の人より優れているようですが、ネコがバッターボックスに立てば、ボールの縫い目まで見えるのかも…。

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●ネコはボルトより速い!
地上最速の陸上動物と言われているネコ科のチーターは時速100キロメートルの速度を誇ります。このチータの驚異的なスピードの秘密は、その柔軟な背骨。背骨が柔らかいおかげで後肢を大きく跳ね上げることができ、ストライドが大きく伸びることが速く走れる理由です。

 普段はごろごろしている、我が家のネコもその気になれば、最高速度は50キロメートルにも達することができるのです。人間は100メートルを9秒台で走るのが今のところ精一杯。時速に換算すると40キロメートル以下の速度なので、世界記録保持者のウサイン・ボルトもネコにはかなわないことになります。まあ、ネコが途中でリタイヤせずトラックを100メートル走り抜けると仮定しての話ですが…。

その他にも、助走なしで1.5メートルも飛び上がれるジャンプ力や、暗闇でも見える視力。また人間には聞こえない超高周波の音域も聞き分けられる聴力などネコの小さな体には驚きの機能があります。あらためてわが家のネコの行動を注意深く観察したくなりますね。