転売を持ちかけられた野々村竜太郎被告の公判の傍聴券
転売を持ちかけられた野々村竜太郎被告の公判の傍聴券

 詐欺と虚偽有印公文書作成・同行使の罪で在宅起訴された元兵庫県議・野々村竜太郎被告(49)の公判が2月22日、神戸地裁で開かれているが、その傍聴券を巡って“ダフ屋”が発生した。

 公判が開始する前の神戸地裁前では高校生らしき三人組が、傍聴券を手にマスコミ陣に転売を持ちかけてきた。

「大学に行きたいんですが、お金がないんです。一枚6万円から10万円ぐらいで買い取ってほしい。学費を“援助”してください!」

 購入を持ちかけられた、ある社の記者は困惑した表情を浮かべつつ、高校生らしき人に転売を注意したものの、悪びれた様子もなく、他の報道陣に話を持ちかけていた。

 神戸地裁の関係者は「(傍聴券の転売は)好ましい行為ではない。やめてほしい」と話している。

(フリーランス・ライター・秋山謙一郎+dot.編集部)