“あの悲劇”から23年…因縁のドーハでリオ五輪を勝ち取った若き日本代表の「底力」 (1/2) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

“あの悲劇”から23年…因縁のドーハでリオ五輪を勝ち取った若き日本代表の「底力」

このエントリーをはてなブックマークに追加
dot.
決勝ゴールを決めた原川(撮影・六川則夫)

決勝ゴールを決めた原川(撮影・六川則夫)

 リオ五輪アジア最終予選の準決勝が1月26日にドーハのハリファ・スタジアムで行われ、U-23日本代表は後半アディショナルタイムに原川のゴールでU-23イラク代表を2-1で破った。決勝進出を果たし、今大会の上位3チームに与えられるリオ五輪の出場権を獲得した。

 それは、あまりに劇的な幕切れだった。

 日本は78分に先制点を決めた久保に代え、スピードスターの浅野を投入。押され気味の展開だったため、手倉森監督は一発のカウンターに勝機を託したのだろう。一方、イラクも85分に“イラクのメッシ”と呼ばれるドリブラーのフマム・ファラジを投入して勝負を賭ける。だが、両チームとも連戦の影響からだろうか、その動きは鈍く、攻撃を活性化できない。

 膠着した状況で、先に動いたのはイラクのシャハド・アブドゥルガニ監督だった。アディショナルタイムに入った92分、ヒスニー・ファイサルに代え3人目の交代選手となるマジン・アジールをピッチに送り出す。これは、延長戦になった準々決勝のイラン戦で、手倉森監督が88分に「ウオーミングアップ」を兼ねて豊川を起用した采配と同じ理由だろう。

 試合を見守る観衆だけでなく、両チームのベンチも延長戦を想定したに違いない。ところが、イラクの選手交代から1分後、劇的なゴールが生まれる。


トップにもどる dot.オリジナル記事一覧

続きを読む

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい