風邪・インフルエンザ対策についての実態調査。対策を何も行わなかった人も10%近くいた(株式会社明治提供)
風邪・インフルエンザ対策についての実態調査。対策を何も行わなかった人も10%近くいた(株式会社明治提供)
風邪・インフルエンザ対策を行わなかった受験生では、志望校ではない学校に合格した人の方が多かった(株式会社明治提供)
風邪・インフルエンザ対策を行わなかった受験生では、志望校ではない学校に合格した人の方が多かった(株式会社明治提供)
逆に、風邪・インフルエンザ対策を行った受験生は、第一志望校に合格した人のほうが多かった(株式会社明治提供)
逆に、風邪・インフルエンザ対策を行った受験生は、第一志望校に合格した人のほうが多かった(株式会社明治提供)

 センター試験直前の1月14日より全国的な流行期に突入したインフルエンザ。受験生の皆さんは正しくインフルエンザ対策が実行できているだろうか?

 明治カバくんうがいラボ(株式会社明治)が、過去2年以内に受験経験のある男女412名を対象に行った、受験とインフルエンザに関する実態調査によると、風邪・インフルエンザ対策として「うがいはした方がいい」と85.7%の受験生が認識していながら、実際に行っていたのは60.9%と、実に24.8%も差が開く結果となった。

 他にも、手洗い(89.1%)、マスクの装着(80.8%)などが挙がったが、手洗いは約70%が、マスクの装着は約60%が実施と、認識に比べ実際に行う人の割合が全体的に低い傾向にあるといえそうだ。

 驚くべきは、「風邪・インフルエンザ対策の必要はない」と、実際に対策をなにもしなかった人が9.7%もいたことだ。しかも、対策を行わなかった人では、第一志望校に合格した人より、志望校ではないところに合格した人のほうが1.5倍多いという結果にもなっている。

 逆に、「風邪・インフルエンザ対策を行った」と回答した人で第一志望校に合格した人は、志望校ではない所に合格した人に比べ、1.3倍多かったことから、自身の体調管理への関心や行動が、受験結果にも少なからず影響するようだ。

 一方、同社が昨年行った、一般男女を対象とした同様の調査結果と比較した場合、予防策として予防接種・マスクの装着を実際に行ったのは、受験生の方が多かったのに対し、うがい・手洗いといった基本的な予防に関しては、一般男女の方が多く実施しているという結果も出ている。

 風邪・インフルエンザ予防として、うがい・手洗いは基本中の基本といえる。最近ではここにマスクを足して予防の三種の神器などと呼ぶ人もいるとか。特に手洗いは必ずせっけんを使い、流水でよくこすって菌を落とすことが大切で、うがいは水道水でじゅうぶんだという。当然だがマスクは内側に菌がつくので毎日取り替えることをおすすめする。

 全ての努力が水の泡になりかねない、受験当日のインフルエンザ発症。そんな最悪の事態を避けるためにも、また、余計な心配ごとを減らすためにも、体調管理には万全を期してほしい。