豪栄道を破り、初優勝を決めた琴奨菊(c)朝日新聞社
豪栄道を破り、初優勝を決めた琴奨菊(c)朝日新聞社

 大相撲初場所は1月24日、東京・両国国技館で千秋楽の取組があり、大関・琴奨菊(31)が初優勝を果たした。日本出身力士の優勝は、06年初場所の栃東(現・玉ノ井親方)以来10年ぶり。

 13勝1敗で千秋楽を迎えた琴奨菊は、大関・豪栄道を突き落としで破り、悲願の初優勝を決めた。

  琴奨菊は、優勝インタビューで「辛い時も、なかなか成績を残せなかったときもたくさんの方々に応援して頂いて、今の自分がこうして立っていることがすごくうれしいです」と語った。

 13日目に少年時代からのライバル・豊ノ島に敗れたことについては、「豊ノ島とは何か縁があると思うし、負けたんですけど、目一杯いって自分の相撲を取ったので、次の日につながったと思います」と振り返った。

 また、優勝を決めた後、花道で豊ノ島に祝福されたことには「(豊ノ島に)『よかったね』と言われて、最高にうれしいです」と笑顔をみせた。