“バルス祭り”のツイートが半減してしまった(イメージ)
“バルス祭り”のツイートが半減してしまった(イメージ)

  “滅びの呪文”が崩れ落ちてしまった――アニメ『天空の城ラピュタ』が1月15日、約2年半ぶりに、映画番組「金曜ロードSHOW!」(日本テレビ系)で放送された。作中で登場する滅びの呪文「バルス」を、放送中のセリフに合わせて一斉にツイッター上でつぶやく“バルス祭り”が話題となった。

 番組の公式サイトでは何時何分に「バルス」が唱えられるか、その予想を呼びかけたり、作品とは全く関係ない企業が自社の宣伝に“便乗”したりしていた。前回の“バルス祭り”は、秒間のツイート数が10万6338件となり世界記録を達成したが、蓋を開けてみれば今回、秒間のツイート数は前回の半分近い約5万5000ツイートだった。“お祭り”に便乗した側にしてみれば、肩すかしを食った形ともいえる。

 どうして、ツイートは減ってしまったのか。SNSと消費者の動向に詳しい、第一生命経済研究所の宮木由貴子・上席主任研究員にその理由を聞いてみた。

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