では、喧嘩が多い夫婦と少ない夫婦の違いは、どこにあるのだろうか。調査では、この1年で夫婦喧嘩を頻繁にした人と、しなかった人とを「結婚当初から続けている習慣」で比較している。喧嘩が多い夫婦は喧嘩が少ない夫婦に比べ、結婚当初から続けている習慣が全体的に少ないことが明らかとなった。特に、「感謝の言葉を疎かにしない」「予定は事前に伝える」など、夫婦の会話に関する項目に大きな差が認められた。また、「習慣的にキスをする」などのスキンシップや、「記念日を大切にする」など、夫婦の時間を大切にしているほど、喧嘩が少ないという結果となった。

 会話が少なく、顔を合わせれば喧嘩ばかり……とならないためには、心身のコミュニケーションが大切であるようだ。調査では、手をつないでのデートやお泊りデートなどで、ときめきを取り戻せるのではという意見が多く寄せられた。

 短い言葉で意思疎通ができたり、趣味嗜好が似てきたり、共に生活する時間が重ねられていくことは悪いことばかりではない。その関係に甘えずに、たまには恋人気分を思い出すような行動を起こしてみよう。