ひとりが寂しく感じられてしまう…そんな時には「レンタル家族」?!(※イメージ)
ひとりが寂しく感じられてしまう…そんな時には「レンタル家族」?!(※イメージ)

 何かとイベントの多い年末年始。しかし仕事などの都合で、ひとりで過ごさざるを得ない、という人もいるのではないだろうか。周りがにぎやかなだけに、ひとりが寂しく感じられてしまう……そんな時には「レンタル家族」を利用してみてはどうだろうか。

 「レンタル家族」はその名の通り、両親、夫や妻、兄弟、子どもなどの家族をレンタルすることができるサービスだ。サービスを行っている依頼すると、そこから両親役や夫、妻役、兄弟や子ども役のスタッフが派遣され、その役割を代行してくれる。料金は半日(4時間以内)で2万円~、 一日で(8時間以内)3万5000円~。家族のほかにも、レンタル友人やレンタル恋人のサービスも行っている。

 今回はそうしたレンタル家族サービスを使って、年末年始にレンタルで「家族だんらん」することは可能かどうか、シミュレーションしてみた。レンタル家族サービスを行っている「お悩み相談…はげまし隊 ハートプロジェクト」代表の市ノ川竜一さんに話を聞きながら「30代独身男性がレンタル家族を依頼する」という仮定でのぞんだ。

 まず年末の31日は、大掃除をするところから始めたい。ハウスクリーニングに頼むのも手だが、ここはレンタル家族を利用してにぎやかに大掃除をしたいところ。聞けば、レンタル家族には多少の作業もお願いすることができるという。実際に家族の役割以外にも、高齢の親の見守りに行ってほしい、買い出しに行ってほしい、といった要望を聞くこともあるのだそうだ。

 そこでまずはレンタル妻、レンタル子どもととともに部屋の大掃除だ。実はハートプロジェクトでは、実際に親子関係にある母子を一緒にレンタルすることが可能なのだ。子どもは、幼稚園児から小学生までがいるそうだ。今回は30代男性という設定なので、同じく30代の妻と、小学校低学年の男児をレンタルする。朝10時から大掃除を開始したとして、18時までに終われば、母子のセット料金で5万円ほどだそうだ。しかし、この間に発生するであろう昼食代などはこちらで負担しなければならない。大掃除中ということで、ここでは出前をチョイス。店屋物を頼んでひとり1000円程度の昼食をとったと仮定する。

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