今大会3個目の金メダルを獲得した内村航平(c)朝日新聞社
今大会3個目の金メダルを獲得した内村航平(c)朝日新聞社

 体操の世界選手権(英・グラスゴー)の種目別決勝が2日未明(日本時間)に行われ、内村航平が鉄棒で優勝を果たした。団体、個人総合に続いて、今大会3つ目の金メダルだ。

 この日、4番目に出番を迎えた内村。前の演技者である米国のダネル・リーバが会心の演技で15.700の高得点を叩き出し、会場はかなり沸いていたが、内村は集中した様子で演技に臨む。序盤の離れ技を決めると、団体決勝で落下したG難度の大技・カッシーナも見事成功させる。着地まで大きなミスなくまとめ、得点は15.833。暫定トップに立つと、これを最終演技者まで守りきり、優勝を決めた。

 今大会、鉄棒に関しては「予選から自分の演技ができていなかった」という内村。「最後の最後にいつも通りの自分の演技ができたかなと思いました」とその思いを語った。

 また今回、内村は団体、個人総合、種目別鉄棒と、出た種目すべてで金メダルを獲得するという快挙も成し遂げている。これについては「出た種目すべてでメダルを獲ったことは今までもあったんですが、すべてで金メダルは初めて。なんか……運がよかったと思います」とはにかんだ。

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