「日本とアメリカは、NGOだけれど、中国を含む他の国は、アフリカに対して投資ですよ」

 何が良いのか悪いのかは、わたしにはまだわからない。

 けれど、今までのわたしにはない発想と、ものの見方だった。

 また、台湾のコミックマーケット。

 日本の漫画がどれだけ受け入れられているかを目の当たりにした。

 朝から長蛇の列。

 コンテンツツーリズムに詳しい法政大学大学院の増淵敏之教授と行かせてもらったけれど、正直、ここまで日本のコミックマーケットが支持されていると思ってもいなかった。

 今や、中国でも韓国でも日本の漫画を読む若者はどんどん増えている。

「これが平和につながるといいんだけどなあ」

 と、増淵先生は笑っておられた。

 確かにそりとおり。

 何よりも、町も国も変化する。

 ニューヨークでも上海でも、北京でも、どんどん変化する。

 過去の情報で行くとびっくりする。

 いまだに、「ニューヨークの地下鉄は危険」だと思っている人に、「乗ってみたらびっくりするよ」と言う。

 さらにニューヨークなんて、すべての店は禁煙。

 日本よりもタバコが嫌いな人には過ごしやすい場所だったりする。