阪神大震災で多くを失った女性経営者が、今伝えたいこと (2/3) 〈dot.〉|AERA dot. (アエラドット)

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阪神大震災で多くを失った女性経営者が、今伝えたいこと

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大谷由里子dot.#ごきげんに生きよう
マンガ/上大岡トメ

マンガ/上大岡トメ

「どうしたら、忘れられるだろう」

「どうしたら、気分が変わるだろう」

 そして、今まで参加したこともない勉強会やセミナーに出るようになった。

 そこでは、今までと違う人たちと出会うようになった。

「わたしも何か資格を取ってみよう」

 心理学なども勉強した。

 そして、勉強会仲間と恋愛。めでたく、できちゃった婚。

 今は、とっても幸せにしている。

 わたしの知人の経営者の女性がガンになった。

 彼女は、それを受け止められなかった。

「どうして、わたしがガンにならなきゃいけないの」

「わたしの気持ちなんて誰にもわからない」

 と、あちこちで荒れた言動を繰り返した。

「かわいそうかなあ」と思ったけれど、わたしも周囲のメンバーもそっとしておくしかできなかった。

 しばらく経って、彼女から電話があって、出てみた。

 声が以前とは違っていた。

「ごめんね。なかなか受け止められなくて。でも、やっと受け止めたの」

 彼女は、ひとしきりあがいて、気づいたらしい。

「わたしが、自分で受け止めるしかない」ということに。


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