精神神経医学の第一人者が伝授! 人前で上手く話せるコツとは

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“うつ病は心の風邪”と言われるように、昔に比べ、心の病への抵抗感は薄れてきた。とはいえ、精神科を受診することに抵抗感がある人も多いのではないだろうか。精神科医療への偏見はいまだに根強く、ジャック・ニコルソン主演で、精神科病棟を描いた映画『カッコーの巣の上で』を思い浮かべる人もいるだろう。

 精神神経医学の第一人者、水野雅文氏の新著『心の病、初めが肝心 早期発見、早期治療の最新ガイド』(朝日新書)によれば、精神疾患にかかる生涯有病率は約25%、つまり日本人の“4人に1人”が、一生に1度は、「うつ病」や「不安障害」に罹患(りかん)する可能性があるのだという。

 同書によれば、人口の1割以上の人がかかっているという「不安障害(不安症)」は、心配性で完璧主義なタイプの人が、強いストレスに長期的にさらされた場合に発症しやすい。また、強い対人恐怖を感じる、いわゆる「あがり症」の場合、人前に出たときに、激しい動悸や、顔が真っ赤になる赤面、冷や汗をかくことも。

 水野氏のところにも、「結婚式のスピーチがどうしてもできない」「会社の朝礼で話すのがつらい」と訴えて訪れる患者もいるという。

 関西弁で「自分を良くみせようと、人前で見えをはってかっこつける人」を意味する「ええかっこしい」という言葉があるが、あがり症は、まさにその状況。今目の前で起こっていることよりも、「流ちょうに話したい」「失敗したらどうしよう」など、結果である評価、人からどう見られるかに意識が行ってしまい、過剰に緊張することで起こる。

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