結婚して10年以上一緒にいる主人は、娘と同じ家族です。だから、もう男性としてみられません。セカンド・パートナー関係にある彼とのお付き合いでは、妻でも母でもないひとりの女として自分をさらけ出せます。彼との時間がもたらす刺激と癒やしが私を幸せにしてくれます。幸せな私を家族も喜んでくれています」

 水城さんはセカンド・パートナーの存在を家族にも公言し、家族もまた、その関係を応援しているというのだ。一方、セカンド・パートナーの家族も水城さんの存在を知っている。つまり、どちらの家族もその存在を認めているのだ。

不倫関係ではありませんから。堂々としておくべきかと。セカンド・パートナーといっても、たまに2人きりで食事したり、飲みに行ったり映画を観たりというお付き合いです。誰に後ろ指をさされるようなことはしていませんから」(水城さん)

 とはいえ、妻が別の男性とデートすることに、夫はどう思っているのだろうか。その胸の内を聞いてみると、意外な答えが返ってきた。

「私は仕事人間だから。家庭よりも仕事だ。だからこそ、家内が彼といい付き合いをしていることで私も仕事に打ち込める。もし、私の身に何かあれば家内のことは彼に託せばいい。彼も奥さまの手前、限界はあるだろうができる限りのことはしてくれるはずだ。ありがたいね」

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